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「勉強堂 ふっくり」がうまい!実際に食べてみました!

今回は、広島県にある御菓子所 勉強堂さんの「ふっくり」を購入して食べてみましたのでご紹介させて下さい!

和菓子に携わるものとして、忖度抜きに思ったことを正直にお伝えしようと思いますので、ぜひ見ていってくださいね。

目次

「ふっくり」とは?

「ふっくり」とは広島県にある御菓子所 勉強堂さんの栗1粒丸ごと入った包み焼きの和菓子です。

お値段は1つ税込420円で、大きさにしては少し高いかなと感じたのが正直なところです。

購入したふっくり

実食!

早速食べてみます。

袋を開けてみると・・・

そこには黒光りするふっくりが!

表面がてかてかしているのは、生栗の鬼皮の黒光を表現しているのだろうか・・・

さらに思ったことは、ドラえもんにでてくる栗饅頭に似てる・・・!

気になる人は「バイバイン」で調べてみてください。

物を倍に増やしていく恐ろしいドラえもんの秘密道具です。

まあ、そんなことより、さっさと中身や味を教えろと声が聞こえてきそうなので進みます。

肝心の中身は・・・

おお!大きな栗が1粒入っている!!

その栗の周りには手亡豆を使用した白餡で詰まっていました。

ちなみに、写真のふっくりの表面が凹んでいるのは、最初手で割ろうと思ったら思ったより弾力があって断念した残痕になります(´._.`)

1個丸々一口でいける大きさですが、それは勿体無い。なんだったら半分を一口でいくのすら悲しい。

そのため、半分の半分、つまり4分の1を口の中へ。

んん・・・!?

栗の風味が広がる!!!

甘すぎない白餡が栗の風味を引き立てていて、しっとりとした生地との相性も良い!

栗は柔らかすぎず、適度な硬さがあって、栗を味わっている感がすごいです。

結論、うまい!

業界的視点

和菓子に携わる仕事をしていますので、原材料を見るといろいろわかることがあります。

まず、「栗甘露煮」を使用とのことなので、生栗を砂糖漬けにして甘く加工した栗を使用しているということになります。

甘露煮でなくとも、生の栗を蒸して使用することもできなくはないですが、甘くない状態だと微生物などが繁殖しやすいため日もちがしません。

また、周りを餡で覆っているため、栗と周りの餡の甘さを同じにしないと浸透圧の関係で水分移行が起きてしまいます。

また、時折体に良くないものだと誤解される「トレハロース」ですが、砂糖などと同じ糖類の一種で、砂糖よりも低甘味だという特徴があります。そのため、砂糖10g入れるところ、砂糖7g、トレハロース3gというように一部置き換えると、全体の糖分の量(糖度)を変えずに甘味を抑えることができるので、菓子業界ではトレハはかなり浸透している甘味料です。

購入方法

勉強堂の店舗で購入できるほか、オンラインショップで取り寄せが可能です。

気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

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この記事を書いた人

和菓子業界で働くサラリーマン。
教員歴があり、教えることには自信あり。
業界にいるからこそわかる専門的な視点から和菓子を解説!

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